あの日 踏み外した道の先に
もう一度 戻ろうよ
ねぇこれは 運命なの―――・・・?
Derkness And Farytail ~闇と童話~ 暖かな日だった。
ポカポカとした柔らかな陽の光が
木の葉からかすかに漏れて私を包む。
私はのんびりと腰を下ろし、本を読んでいた。
・・・そこに、慌てふためくウサギがいた。
赤いチョッキに懐中時計を持って、そのウサギは
「大変だ、遅刻しちゃう!!」
とひたすら言った。
・・・なんなの?あのウサギ。
好奇心から、私はウサギを追いかけることにした。
後で、後悔することも知らずに。
かなりの間歩いただろう。
ウサギは歩くペースを緩める気配もない。
途中でやめようとも思ったのだが、その奇怪なウサギの
正体をつきとめるのを、どうしても諦められなかった。
再び私は、心に決める。
野山を横切ったところで、ウサギは大きな穴に飛び込んだ。
「この穴を通れば、きっと何かが――・・・」
私は胸が躍るのを感じた。
とってもわくわくする。こんな感じ、初めてだ。
そして私は、勢いよく穴へ飛びこむ。
私は深い深い闇へと堕ちていった。
急に下に床が現れる。多分、ウサギがいるところだ・・・
そう思って。わくわくが増加した。
・・・なのに、突然床は崩れた。
「えっ・・・」
そして私は、もっともっと堕ちてゆく。
不意に、怖くなってきた。
なんで?私はウサギの世界に行きたいのに。
なんで―・・・・??
ドスン・・・。
私はそのまま、闇に堕ちた。
何も見えないし、何も聞こえない。
・・・進むしかない・・・。
私はまた、心に決めた――・・・。
next fall...
~~~♪のササヤキ~~~
えぇ・・・そろそろ始動、といったので、
とりあえずこの小説ですね。
はい、香芝は疲れたので、これにて終了!!
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