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2019年11月17日18/ 時38分の記事
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2006年09月16日12/ 時17分の記事
虹色の僕等の青春に。 1-1
「あ・・・あなたの笑顔に惚れました!!」
そういった瞬間、俺の視界はバラ色に染まった。

    虹色の僕等の青春に。    

1.黄色い輝き -1


 良い日だ。実に良い日だ。青い空、白い雲。
 こんな日には屋上で牛乳に限る。
「おい勝志、お前今日何本目よ?」
 アンパンをほおばりながら和彦が言った。
「あぁ、5本目。」
俺は和彦のほうも向かずにただつぶやくように答える。
「ふぅん。」
そう言った和彦も俺の方を向くことなくただアンパンを頬張る。
「お前まだそんな飲んでねぇのな、今日は。」
週刊誌を読んでいる景伍もただ呟くように言った。
再び、沈黙が流れる。
俺は一人、本日6本目の牛乳ビンを手に取った。
昼休み。三人で食べる弁当。そして、流れる沈黙。
俺はこんな日が好きだ。
青い空と白い雲があって、この柔らかな心地よい沈黙があって。
俺が牛乳を飲み、和彦がパンを頬張り、景伍が週刊誌を読む。
それぞれ相手のことを気にしつつ、自分のことに専念できる、
この感じ。これこそ、本当の友情ってヤツだろう。
沈黙が怖くて、妙にべらべら喋るだけなんて、
疲れるだけだ。
ほんのり微笑んで俺は牛乳を一気に飲みほした。
 この屋上からは廊下が見える。
俺たち1年生のある教室の廊下が。
俺は何気なく廊下を眺めていた。
三人の女子が廊下で立ち話をしている。同中だった坂井と、橘。
それと・・・・誰だ?
わかんない・・・。同中じゃないし。
でも。クラス同じだったような・・・?
・・・フワッと笑う、誰か。
「・・・・なぁ景伍。」
「あ?」
俺のわけ有りな声に反応し、景伍が週刊誌を放り投げる。
和彦もパンを持ちつつ、コンクリートから離れた。
「あの、橘と坂井と喋ってるヤツの名前、なんていったっけ?」
俺が質問すると、二人はものすごい勢いで三人に注目する。
「あぁ・・・あいつ?あのミディアムロングの」
「生物の教科書抱えてる?」
二人は確かめるように俺に詳細を告げた。
俺が首を立てに振ると、二人はまた三人に注目した。
「橘と仲いいんだな・・・。」
橘は景伍の幼馴染らしい。家が近くて親同士仲がいいから。
「えっと、あいつ、なんて名前だっけ?」
「なんだっけなぁ・・・。宮・・・、宮・・・。」
「宮原だ!!」
和彦がパン、と手をたたいて、思いついたように言った。
「・・・下の名前は?」
俺がもう一度質問すると、二人はもう一度頭を抱える。
「宮原・・・。変わった名前だったような・・。」
「二文字だよな?え~っと・・・。」
「待て、なんとか香、だぞ?」
え~っと・・・・、と、二人が悩んだ。
俺はそもそもその名前というものを頭にしまったキオクすら
ないから、しょうがなく三人を見つめていた。
「香・・・香・・・あか・・いか・・・うか・・・・」
「お前さぁ。五十音順番に当てはめてもいみねぇぞ?」
笑いながら和彦が突っ込んだ。
「に・・・にか!?ニカじゃねえか!?」
「あぁ、虹の香り、と書いて虹香!!」
景伍の提案に和彦が乗ってきた。
「宮原虹香、か。」

くそっっ、なんで俺の目は視力2.0なんだ?
あいつの笑顔が、脳から離れない?なんてことだ。
視力が悪ければ、あんなもの見なくてすんだのに・・・。
あんな、胸が締め付けられるような笑顔。
・・・何思ってんだ俺。変態か、バカヤロウ。

           
            君は、もっとキュンとしたいかい?
~~~♪のササヤキ~~~
これはホントにブログで完結させよう!
と書き始めた作品です。
ほかの話はノートにもう本格的に書いてるので
どうしてもブログに打ち込むのがめんどく(ぉい。
一番最後の一文、「君は、もっとキュン・・・」
という言葉をクリックすると、続編に。
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