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2024年03月29日07/ 時03分の記事
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2006年09月09日19/ 時51分の記事
Derkness And Farytail ~闇と童話~  Act.1
あの日 踏み外した道の先に
  もう一度 戻ろうよ
ねぇこれは 運命なの―――・・・?

Derkness And Farytail  ~闇と童話~ 

暖かな日だった。
ポカポカとした柔らかな陽の光が
木の葉からかすかに漏れて私を包む。
私はのんびりと腰を下ろし、本を読んでいた。
・・・そこに、慌てふためくウサギがいた。
赤いチョッキに懐中時計を持って、そのウサギは
「大変だ、遅刻しちゃう!!」
とひたすら言った。
・・・なんなの?あのウサギ。
好奇心から、私はウサギを追いかけることにした。

後で、後悔することも知らずに。

かなりの間歩いただろう。
ウサギは歩くペースを緩める気配もない。
途中でやめようとも思ったのだが、その奇怪なウサギの
正体をつきとめるのを、どうしても諦められなかった。
再び私は、心に決める。

野山を横切ったところで、ウサギは大きな穴に飛び込んだ。
「この穴を通れば、きっと何かが――・・・」
私は胸が躍るのを感じた。
とってもわくわくする。こんな感じ、初めてだ。
そして私は、勢いよく穴へ飛びこむ。

私は深い深い闇へと堕ちていった。
急に下に床が現れる。多分、ウサギがいるところだ・・・
そう思って。わくわくが増加した。
・・・なのに、突然床は崩れた。
「えっ・・・」
そして私は、もっともっと堕ちてゆく。
不意に、怖くなってきた。
なんで?私はウサギの世界に行きたいのに。
なんで―・・・・??

ドスン・・・。
私はそのまま、闇に堕ちた。
何も見えないし、何も聞こえない。
・・・進むしかない・・・。
私はまた、心に決めた――・・・。

               next fall...

~~~♪のササヤキ~~~
えぇ・・・そろそろ始動、といったので、
とりあえずこの小説ですね。
はい、香芝は疲れたので、これにて終了!!
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2006年08月28日01/ 時01分の記事
Let’s Brass! ~ プロローグ ~
楽器が光る。
指揮棒がゆれる。
そして、音が鳴る。
その瞬間がたまらなく楽しくて。大好きで。
 

    Lets’ Brras!! 

 吹奏楽?
 え?文化部でしょ?何が大変なの?
 ただ吹くだけでしょ?つかれることなんかないじゃん。

そんな誤解を、私はできるだけつぶそうと、日々努力している。
「あのねぇ!ただ吹くだけって!感情表現だって必要だし、
そりゃぁ運動部には負けるけど腹筋だってめちゃくちゃ疲れるし、
酸欠で頭くらくらするし、返事の声は大きくなきゃいけないし!
わかる?だから、そんな吹奏楽を甘く見ないで!!」
・・・なんて。サッカー部の男子に説明したってしょうがないの
だけれど。
こういうの、惨め、というんだろうか。
「ただ吹くだけ。」
吹奏楽部員にはイッチバンむかつく言葉だ。
それは、吹奏楽をやってる人にならわかるだろう。

「吹奏楽ってのは、もっとこう、壮大で、情熱的で、
一体感があって、でも時に哀しくて・・・。」
「あぁ~、はいはい、わかったから。ホントあんたは
音楽ばかだねぇ・・・。」
和穂があきれたように言って、給食のパンを
ほおばった。
「バ・・・バカって・・・・!!和穂ひどっっ!」
「だってばかでしょ?」
「う・・・」
否定できない自分が辛い。
真音。まお、って読む。もともと音楽が大好きだった
親が私につけた名前だ。
小学校まではピアノ曲にはまって、中学生になった今では、
ピアノとともに新しく吹奏楽にもどっぷりとつかっていった。
突き抜けるような金管楽器と、やさしく、時に鋭く、
表面をでこぼこしながら流れてゆく木管楽器。
その二つのハーモニーといったら・・・。
くぅ、たまらんっっ!!
と。いった感じに。私は今日も突っ走ります。
溢れる音楽とともに。

        →→→1へGO!!

~~~♪のササヤキ~~~
そろそろ始動しなきゃなぁ、ということで、
ひとまず私の身近なことから。
吹奏楽部員にはわかりますよね、この感じ。
ここまでオバかはいないと思いますが。
まぁ、優しい目で見守ってやってください。
私の仲いい子がいっつも5人組なので、
真音も5人組で。なんか結構オフ入ってる
小説になりそうだなぁ;;;でも、
プライバシーに関わる言語は一切発しませんノデ、
リア友のみんな、ご安心をww
でわでわ、これからよろしくです。
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2006年08月12日22/ 時19分の記事
ずっとずっと、愛でありますように。
それが、ただの強情心じゃなくて。
ただの習慣じみたことでもなくて・・・・・・・

     ずっとずっと、でありますように。


冷たい空気を頬に感じて、布団からでたくなくなる。
でもしょうがない、でるしかないんだ。頑張れ私。
無茶はしないタイプだけど、頑張れ。私。
 なんとか這い出ると、ギリギリの朝だということに気づいて、声を上げそうになりつつ
階段を駆け下りた。
「お母さーん、なんで起こしてくれなかったの!!」
なんていうお決まりのセリフを吐きたかったのだが、そんな間もなくパンにかじりつく。
そして、数秒後には、
「いってきまーす!!」と言って家を飛び出したワケだ。(正確には、「ひっへひはーふ!」か。)

 いつもの朝を終え、学校で時間をつぶしていると、むなしくなる。
あなたのことを、思い出したりもするよ、要。
でも遠くにいる人を思い出すのはすごく悲しいから、いつも途中でやめちゃうんだ。
あなたとの約束は信じてるけどね。いまでも。
三年前から、ずっと。
「朝香。今度の日曜空いてる??」
「だめ。ごめんね、瑠夏。」
私は瑠夏の前で両手を合わせた。
「え~。久々に空いたのに。誰とどこ行くのよ~。」
「ごめんね。三年前から、先約がいんの。」
瑠夏は私の言葉にはてなマークをたくさん浮かべた。

それはまだ私達が小さかった頃。
「かなめっ、かなめっ!!」
「なんだよ、あさか。」
「かなめはあさかのだんなさんになるんでしょ??」
そう、まだまだ小さかった頃。
「・・・そうだよ。」
ありがちな話ね、よく、ドラマでも言ってる。
・・・・小さい頃の約束。
約束のせいかもしれない。私はアイツがフランスに行ってしまった今でも、
その優しさに見惚れてる。
バカかもしれない。けど、ちょっとした乙女心。

 秋の風が徐々に冷たくなってくる。
日曜日。私は公園にいた。

「三年後の今日に会おう、朝香。」
「なんで・・・?」
「・・・俺は、フランスに行く。りっぱんなって帰ってくるから。
三年後の今日に、この公園で。」
「・・・わかった。信じて待ってる。」

そんな言葉を交わしたのは三年前。
そうだ、今日みたいに風が徐々に冷たくなってきた頃だった。
ねぇ、要。私ここにいるよ?
早く来てよ。お願い。来て。


それがただの強情心じゃなくて。
ただの、習慣じみたことでもなくて。

ずっとずっと、愛でありますように。


「朝香――・・・・。」



~~~♪のササヤキ~~~
あぁ・・・。前に書いた読み切り短編です。
もうひとつのブログのほうでの小説・・・。
うぅぅ、まだまだ未熟だぁっっ!!
だめですね・・・。最近はもうちょっと
ましになった。・・・はず!!
です。そんな、香芝でした。

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