青いくせに林檎と言って聞かない響の、オリジナル小説・詩置き場です。駄作ですが、せめてもの光を見つけてくだされば。

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「い・・・いやぁぁ・・・!!」 私はとっさに両手で目を覆っていた。 やだ、やめて、やめて、やめてよ、ねぇ。 「おばあちゃんを返して!!」 私の叫び声でお父さんとおねえちゃんが目を覚ます。 「うるさいなぁ・・・なによ・・・わっっ!!」 怪物に気づいたお姉ちゃんが声を上げる。 お父さんは私たちを守るように、あとずさっていく。 「に・・・逃げなきゃ・・・。」 私はつぶやく。 でも怪物は玄関のほうにいた。 窓から逃げようにも、あいにく夜だったために雨戸が閉まっていて とっさに出られそうにない。 どうしよう・・・・。 「・・・怪物のいない方のドアから出て、怪物の後ろを通って 玄関へ行くんだ。一か八か、やるしかない。」 お父さんは私とおねえちゃんにそう言った。 私たちはちいさくうなずく。 怪物に注目してみれば、どうやら私たちは まだ気づかれていないらしかった。 「せーの、で走り出せ。わかったか?」 お父さんがもう一度いう。 それに私たはまた、小さくうなずいた。 しばらく、沈黙が続く。 「・・・せーのっっ!!」 お父さんが小声で言ったとたん、死に物狂いで 私たちは走り出した。 お姉ちゃん、私の後ろにお父さんも続く。 怪物の背を通るときは目をつぶった。 がしゃん、と、ガラスの割れる音がした。 心配になって振り向くと、お父さんはぎりぎりの ところで怪物の鎌を避けたらしかった。 汗が、滴り落ちる。 いつもは短いこの廊下が、この時だけ、やけに長く感じられた。 「・・・あかない、あかないよ!!!」 気が動転しているおねえちゃんは、先についていたがまだ 玄関の鍵を開けられずにいた。 「バカ!お前何やってんだよ!?」 と、お父さんが私を抜きさり、かちゃりと 鍵を開ける。 「早く、早く来い!!」 私に向かってお父さんが叫んだ。 怪物は、もうすぐそこに来ている。 鎌が、振り上げられた。 お姉ちゃんが悲鳴を上げる。 がしゃん・・・・。 また、汗が滴り落ちた。 私が勢いよく占めた玄関のドアに、怪物の鎌が突き刺さる。 私たちは、寸でのところで怪物から逃げることが できたのだった・・・。 next... ~~~♪のササヤキ~~~ うわぁ、思い出しながら書いてたから めちゃくちゃ気分悪い・・・。 それにしても私、リアルな夢見てるなぁ。 これが、おばあちゃんの家で見た夢。 なぜか続きが、その次の日の私の夢に・・・。 どうなってんだ!?って感じですよね。 まだまだ、続きます。 PR |
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楽器は・・フルートとかピッコロです!!あとピアノもやってたり・・とか。
吹奏楽部所属してます。